眉間のシワに、小さな天使の手。
友人が3歳になったばかりの女の子を
連れて遊びに来てくれました。
おしゃまさんな彼女は
よーくしゃべり、よーく動きます。
なんともかわいらしくて、お膝にのせてお話をしていた
ときのこと。
突然、彼女の小さな小さな手が、私の眉間のところに。
「いたいの?」
と聞いてくれたのかな、と思うと
「いたいの、いたいの、どんでいけーーーーー」
といいながら、
私の眉間のシワを、やさしく、やさしく撫ではじめたのです。
私はしばしポカーン。
そして、なんとも嬉しくなって、そして、大笑い。
あらあら、私に刻まれたこの深いシワが
彼女にはイタイイタイ傷に見えたのでしょう。
「そうだよね。おばちゃんのココ、いたそうでしょう。
ありがとうね。うれしいよ」
思わずその天使をぎゅーって抱きしめてしまいました。
ここのところ、
大切な人に想いがうまく伝わらなかったり
自分のふがいなさにいらだったり、
いろんなことがあって
眉間にシワを寄せることが多くなっていた私。
でも、もうちょっと 笑わなきゃ。
「いたいの、いたいの、飛んでいけー」
で、おばちゃんの心から、いたいのがちょっと
飛んで行ったよ。
ありがとうね。