井上靖氏が小説を書いた理由
「命を賭ける価値があるのは、自分を表現することだけだ」
これは、小説家 井上靖氏の言葉です。
日中戦争勃発と同時に徴兵され、戦地へと赴きますが、
脚気になり1年後に帰国。
その後、また新聞社で記者として働くものの、
本当に自分がすべきことは何なのか、
苦悩し続ける日々を送っていたそうです。
そして終戦後、生き残った井上氏は40歳のときに決意します。
「命を賭ける価値があるのは、自分を表現することだけだ」
こうして、小説家 井上靖が誕生することに。
命を賭けられるものはなにか。
それをつかんだとき、人生は俄然、輝きだします。
まずは、「それは井上靖だからでしょ」
という自分の心の声を封印することからはじめてみては(笑)